保湿ティッシュのメカニズム

ティッシュ工房で取り扱っているオリジナルボックスティッシュにはオプションとして保湿タイプの紙が選択できます。
風邪を引いてしまった時や、花粉症の症状が出てしまった時など、常に鼻をかまざるをえない状況において保湿タイプのティッシュペーパーほどありがたいものはありませんが、よくよく考えてみるとこれはいったいどういうメカニズムから成り立っているのでしょうか?
ティッシュペーパーに水分を含ませたものならば、ウェットティッシュと変わらないのではないか?

そんな保湿ティッシュの謎について今回迫ってみました。

まず、ウェットティッシュの場合、常に空気に触れている状態が続くと、水分が抜けて次第に乾燥していってしまいますが、保湿ティッシュの場合は次に使うペーパーが常に露出している状態(※ボックスティッシュの場合)でも特段、乾燥していることはありません。
これは一体どういうことなのかというと、保湿ティッシュには空気中の水分を吸収する成分が含まれており、その性質によって常にしっとりとした肌触りが維持できるという仕組みになっているということ。
理屈としてはなんとなくわかりますが、「そんなことできるの?!」と思わず舌を巻いてしまいます。

ところがこの「空気中の水分を吸収する成分」。
意外と身近で使用されているものでもあります。
例えば化粧品。
美しい肌をキープするためには保湿は欠かせませんが、その際に使用される保湿成分もこれと近いもの、あるいは同じものが使用されています。
この成分は汎用性が高く、食品添加物として甘味料の役割も持っているそうです。
そのため保湿ティッシュを舐めてみるとほのかに甘みを感じるのだとか。(※良い子はマネしないでね!)

これからのシーズン、国民の肌(鼻)を守るためにあたって欠かせない保湿ティッシュ。
調べてみるとなかなか興味深く、またひとつ賢くなった気分になってしまいます。