ティッシュ工房アイテム別印刷方法のご紹介<ウェットティッシュ編>

前回、当コラムではティッシュへ名入れを行う際に用いる印刷方法についてご紹介しました。
印刷方法はよほど関心を持たない限りなかなか注目されることも少なく、これからノベルティを作りたいと検討されている方にとっても「専門用語ばかりでわかりにくい!」と感じてしまうことが多いように思います。
そのため、シリーズを通してアイテムごとに印刷方法をご紹介していくことで、少しでもノベルティ制作へのハードルが下がればという願いも込め、今回は「ウェットティッシュ」における印刷方法についてご説明したいと思います。

□代表的な印刷方法

弊社では非常に様々なウエットティッシュを取り扱っていますが、その大半に共通する印刷方法が「凸版印刷」です。
印刷方法の性質上、濃淡表現やグラデーション表現は苦手としますが、「名入れ」という意味ではさほど問題ではないように思います。
1色~2色の少ない色数で印刷を行う場合は、低コストで印刷できるこちらの方法が最もおすすめと言えます。

□フルカラー印刷

凸版印刷のほか、フラップ部分(取り出し口)へのフルカラー印刷にも対応しています。
フルカラー印刷は様々な印刷物に用いられる「オフセット印刷」で行います。
その最大の特徴は印刷精度の高さ。
凸版印刷に比べてコストは上がりますが、写真やイラストなど、ありとあらゆるデザインの表現が行えるため、より質の高いノベルティをお考えの場合にはこちらがおすすめです。

□全面フィルム印刷

フラップ部分への印刷だけでは物足りない!といった場合にはパッケージ全面に印刷ができる「全面フィルム印刷」がおすすめです。
こちらの印刷は版を用いないデジタル印刷(「オンデマンド印刷」とも呼ばれます)で行います。
デジタル印刷はその特徴として「短納期」という点があります。
先述の通り、版を使用しないため、その分製版の工程がカットされ、印刷も専用の印刷機でCMYKのインクを掛け合わせる形で一気に行うことから、オフセット印刷などその他の印刷に比べて納期が短くなります。
印刷精度の高さはオフセット印刷に譲る形にはなりますが、完全オリジナルのノベルティをお考えの場合にはこちらの商品がぴったりです。


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ざっとご紹介しましたが、ウェットティッシュだけでもこれらの印刷方法があります。
印刷の世界は非常に奥深く、一度知ってしまうと自分の周りにあるありとあらゆる物がどのように印刷されているのか、思わず気になってしまうといった魅力(魔力?)があります。
引き続き、印刷の魅力やポイントについてこのコラムでご紹介していければと思います。

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